
塗ると涼しくなるといわれている遮熱外壁塗料。
夏場など暑さが激しい日には冷房を一日中つけたりするので、電気代や光熱費がかかります。
そこで、涼しくなる効果がある遮熱外壁塗料を使用すると節電や高熱費などを削減できるため注目されている塗料です。
遮熱外壁塗料は、太陽のエネルギーの約40%を占める赤外線を反射させることにより、熱エネルギーの吸収を抑える役割をする塗料なのです。
実際に、遮熱外壁塗料を使用すると、未塗装より3度ほど室内の温度は低くなったという測定実験結果が出ています。
この遮熱外壁塗料は2種類あり、ひとつは顔料系の遮熱塗料、もうひとつはセラミック系の遮熱塗料です。
遮熱外壁塗料を塗ったのに、効果があまりわからないという経験はありませんか?
実は、効果が感じられない原因は、顔料系の遮熱塗料を使っているからなのです。
顔料系の遮熱塗料は、耐候性が高いのですが、遮熱効果はあまりありません。
ですので、遮熱外壁塗料を塗る際は、セラミック系の遮熱塗料を使用することをおすすめします。
また、遮熱外壁塗料の耐用年数は15年から20年ほどだと言われており、通常の塗料と比べて2倍近く耐用年数を伸ばすことができますので、メンテナンスの手間も軽くなるでしょう。
遮熱外壁塗料を使用した部分は温度を低くしますので、熱による素材のダメージを低くさせ、外壁材の寿命を長くすることができます。
遮熱外壁塗料を金属製の材料に塗ると、熱膨張を防ぐことも可能です。
遮熱外壁塗料は、外壁の色によっても効果が違います。
特に、黒色系の建材には遮熱外壁塗料の使用がおすすめです。
黒色や濃い目の色は、熱を吸収しやすいので、建物の温度が上がりやすい傾向にありますが、遮熱外壁塗料は高い遮断効果を発揮しますので、熱の上昇を抑えることができます。
そして、吹き抜けがある家や3階建ての家には、効果がさらにアップすることも覚えておくといいでしょう。
遮熱塗料のデメリットは、塗膜が汚れると遮断効果がなくなってしまうことです。
このようなことは、空気中に含まれているカーボンが熱を吸収してしまうことから起きてしまいます。
遮熱外壁塗料は、価格が通常よりも2倍ほど高くなっています。
もし、実際に遮熱外壁塗料を使用するのであれば、自治体に相談するといいでしょう。
遮熱外壁塗料は、省エネ住宅にリフォームできるということなので、補助金の給付があります。
この制度に該当すれば、通常の塗料を使用するよりも費用が安くなるので、おススメです。