
外壁塗装を行う時に必ずすることになるであろう工程といえば高圧洗浄でしょう。
高圧洗浄をすることで、外壁についている汚れやカビ、コケなどを取る効果があります。
この作業の出来栄え次第で、最終的な塗り上がりが大きく変わってくるといっても過言ではありません。
そんな大切な作業でもある高圧洗浄にはレベルがあります。
水を噴射させているだけと思われがちですが、相当な力を発揮することもあり、人間に当たると大きなけがを負ってしまうような威力を有する高圧洗浄もありますし、望まぬ事故の原因になることもあるでしょう。
そのためルールを守って使用しなくてはいけませんが、正しく使うとかなり有用なもので、外壁についている汚れなどの多くを水の勢いで剥がしてくれるのです。
個人レベルで高圧洗浄機を掃除目的で使用することもありますが、外壁塗装の作業で使うものは、それらとはレベルが全然違います。
高圧洗浄レベルの目安になるのが1分間あたりの最大吸水量と吐出圧力になります。
まず施工の際に行われるものだと、1分につき15リットル前後の水量に対応していることになるでしょう。
そして吐出圧力についても各商品バラつきはありますが、15Mpaほどでしょうか。
吐出圧力が高いとより勢いの強い水が噴き出されることになるでしょう。
外壁塗装の中で特に重要な工程にあたる高圧洗浄をおろそかにすると塗装が失敗してしまうケースもあります。
高圧洗浄機は上記したような数値でレベル分けをすることができますが、機能があがるとどうしても騒音値が気になることでしょう。
一般向けに市販されている高圧洗浄機の中には、かなりうるさい商品も多数存在していますが、外壁塗装で使用をするような業務用機器だと、騒音に感じないような60デシベルほどの騒音値の商品も多数あります。
ですので必ずしも高圧洗浄機の水圧等のレベルと騒音値は比例しないということでしょう。
外壁塗装をお願いすると高圧洗浄費用も当然見積もりに含まれていますが、稀にこの作業を省くところもあります。
そうすると塗り替えをしても耐久性を維持しにくいといったデメリットも発生しますので要注意です。
また高圧洗浄自体はするものの、レベルの低い高圧洗浄機を使って作業にあたることもあります。
なかなか個人レベルでは見抜けませんが、気になることは積極的に質問をすると良いでしょう。