
一軒家のみならず、アパートやマンションのような建築物であっても、必要に応じて外壁塗装をすることになります。
特に一軒家に在住している場合は、自分が好きな色の塗料を選んで塗装できるので、色選びが楽しみという人もいます。
自分が望む色を選んで理想的な見栄えの住宅になれば文句なしですが、外壁塗装をする際には面積効果に気を付けないと思いがけない色合いになってしまい後悔することになるでしょう。
面積効果による失敗談はよく聞かれ、注意喚起が為されていますが、実際に塗るまで正確な色合いが分かりづらいということもあり、失敗するケースも多いです。
外壁塗装における面積効果というのは、色選び段階と塗り終わった段階での色の感じ方の差についての問題です。
色選びをする際には小さなカラーパレットや色見本を参考し、自分にとって最良の色を選ぶでしょう。
しかしいざ外壁塗装が終了してみると、例えば同じ色であっても、色の濃さが全然違うという事態が起こり得ます。
カラーパレットは面積が小さく、外壁は逆に面積はとても大きいため、人間が目で感じる色合いが変わってくるという現象です。
色選び段階とは鮮やかさが異なるので、選んだ色によっては、非常に派手で目立つ外壁になってしまうでしょう。
近所の住宅との釣り合いが取れなくなる恐れもありますし、恥ずかしい思いをするかもしれません。
面積効果は方法次第である程度は避けることができます。
まず挙げられる方法は、カラーパレットのみを参考にするのではなく、実際に建っている住宅を見回って色選定をするという方法です。
面積効果が起こる原因は、色選び段階と出来上がり段階での面積の差ですから、その差をなくすことができたらトラブルは発生しにくくなります。
そして塗料を外壁に塗った際にどういった見え方がするかは、業者が一番詳しく知っていますので、アドバイスを求めるのも良いでしょう。
また光源によって色の見え方が変わることもしばしばありますから、例えばカラーパレットを参考にする際にも、日中の屋外で見ることをおすすめします。
色選びを軽視すると次の外壁塗装を行うまでの間、嫌な思いをすることになるかもしれません。
特にこだわりがないという場合であっても、おかしな色合いにならないように注意しなくてはいけません。
面積効果によって出来栄えが大きく左右されることを覚えておきましょう。